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燃料豆知識

 ガソリンや軽油は、水道の水と同じように日常まったく気にせずガソリンスタンドで入れている方が殆どではないでしょうか。 性能や品質等殆ど考えずリッターあたりの価格が1円でも安いものを求めたり、大手元売のスタンドならカードの割引がある等、性能とは異なるところで選択されてはいませんか? ハイオクかレギュラーカの選択もメーカーが指定しているから、どちらを使ってもあまり変らないから等の理由で選択していませんか? でもミネラルウォーターはこの銘柄は良いけどあの銘柄はちょっとなんていっている方もいますよね。 実際にはガソリンや軽油もミネラルウォーターと同じ、わずかですが微妙に異なっています。
 多分元売石油会社系列のスタンドなら大丈夫たと信じていても、最近のガソリンは、昔に比べ環境にやさしい等といっている割には、本来の性能においてはハイオクのガソリンの清浄剤の量は激減、含酸素系の基材MTBEやアルコールの添加が認められたり、必ずしも全ての性能でよくなっているわけではありません。 また、軽油も低硫黄化されていますが、潤滑性を補う潤滑性向上剤の一部には十分な防錆剤が使われていない脂肪酸主体だけのコスト重視の添加剤を使用している元売石油会社があったりします。 今では、コスト重視の燃料時代、価格破壊が良いとは言いませんが、技術主体の日本の石油業界は何処へ行ってしまったのかと言いたい時代に入ってきました。 今の日本はコスト・利益ばかり重視し、本当に必要な技術をおろそかにする風潮です。 そんな今の日本に真の復興はありえない。 もう一度本質を見つめなおす意味も含めたちょっと辛口の燃料豆知識です。

 飲む水も時にチェックされるように、自動車メーカーでは毎年全国の燃料を分析してその品質を確認しています。 ガソリンや軽油の品質が悪くなれば、当然エンジンの性能に影響が出るためです。 でもそのデータの詳細も一般には公開されません。 では、どうしたら良いのか良く考えてみましょう。
 足りない部分は自分で補う知識を身に着け、本当に必要な添加剤を見つけてください。

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